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川上動物病院

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耳血腫
耳血腫・・・”じけっしゅ”と読みます。

DSCF4429.jpg

少しわかりづらいですが、写真の赤丸の部分に液体がたまってはれています。

液体がもっとたまると、耳全体がパンパンにふくれあがります。

原因は、耳がかゆくて頭を振ったり後ろ足でかくことによって起こった炎症によるものです。

垂れ耳のワンちゃんに多いですが、ネコちゃんにも起こります。

全身麻酔をかけて手術をしたり、針でたまった液を抜いて薬を飲んだりする治療が必要になる
のですが、処置のために何度も通ってもらったり、やっと治ったと思っても耳がくしゅっと
縮んでしまったり、なかなか大変な病気です。

現在当院では、耳のはれた部分にインターフェロンという特殊な注射液を注入して、
飲み薬を飲むという治療法をおすすめしています。

従来の治療法と比べ、治るまでの時間も早く、耳をテープなどで固定する必要もないので
ワンちゃん、ネコちゃんのストレスも少なくて済みます。

特殊な注射なので、注射の費用は少し高くなりますが、通院と治るまでにかかる費用を考えると
トータルではむしろ安くなることの方が多いです。

原因となっている耳の処置をしたあと、その場で注射をしてそのままお帰りいただけます。

薬を飲んでもらって1週間後、もしはれがひいていなければもう一度注射が必要になりますが、
耳が縮んでしまうことも少なく、メリットは大きい治療法だと思っています。

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未分類 | 17:33:40 | トラックバック(0) | コメント(0)
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