2012-05-10 Thu
だんだんと蒸し暑くなってきましたね。フィラリア予防が、いよいよ本格的となってきました。
当院では飲むタイプのお薬(錠剤orチュアブル)をご用意しています。
さて、フィラリアの検査の必要性についてお話ししようと思います。
来院される飼い主様より、このような質問がよくあります。
Q,フィラリア検査は、毎年必要ですか?
A,はい、毎年必要です。
フィラリア症というのは、蚊によって感染する恐ろしい感染症です。(詳しくは当病院HPを参照してください)
なので、蚊の出現するシーズンに毎年予防していくわけなのですが、
何かの都合で、予防薬の投薬を忘れた月がある場合や、
投薬をしたつもりでも実は犬が吐き出してしまっている可能性はないでしょうか?
また、地球温暖化により、蚊によるフィラリアの伝播力が強まっている
可能性があります。
このような場合、せっかく予防をしていても、『フィラリア症に感染している』
ということになってしまうかもしれません。
感染している状態で、次の年に普通に予防薬を飲ませてしまうと、
重大な副作用が起こる可能性があります。
フィラリア症に感染している場合には、その治療をしていく必要があるのです。
このような理由で毎年のフィラリア検査をお勧めしています。
毎年安全に予防していくことが大切です。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
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